Tomoe River、 トモエリバー、巴川 と万年筆

今回は、「トモエリバー」をご紹介したいと思います。

 

 

写真 http://fpgeeks.com より

 

「トモエリバー」というのは、㈱巴川製紙所が生産している「超軽量印刷用紙」の商標名です。薄く、軽く、でも裏抜けが少ない印刷用紙で、カタログやマニュアル、ダイレクトメールや約款などに使われています。巴川(静岡市を流れる川の名前)=英訳:トモエ・リバーです。

巴川製紙のHP http://www.tomoegawa.co.jp/product_tech/paper/light_weight.html

「トモエリバー」には「手帳用」というグレードがあり、いろいろな筆記具で「描いても大丈夫」な様に作ってあります。特に水性ペンや万年筆で書いても「滲まない」のです。日本では、糸井重里さんプロデュースの「ほぼ日手帳」やレイメイ藤井さんの「Davinci手帳」、コクヨさんの「ジブン手帳」、タワーレコードさんの「タワレコ手帳」をはじめ、多くの手帳に使われて、好評を頂いています。

ところが最近、海外の個人の方から「Tomoe River」を買いたい、という問合せが増えているんですね。調べてみると「万年筆の筆記性が素晴らしく良い紙」として、海外の「万年筆愛好家」の方々から絶賛されており、あるサイトでは、2013年の「 Paper of the Year」と「Product of the Year」を同時受賞しています!

http://penpaperinkletter.com/pen-paper-ink-letter-product-year-2013-winners/

万年筆で書いても「滲まない、かすれない、薄いのに裏抜けしない」所が高評価の理由のようですが、「万年筆との相性が良い」とは日本ではあまり聞いた事がない、驚きの高評価です。

 

 

写真とコメント   http://paperforfountainpens.com より

 

 

This paper inspires us to write more than we used to!

There is no bleed-through even from very wet nibs, even though it is quite light and thin (52 gsm).

しかし、難点があり「手に入らない」という事なのです。海外では見つけてもすぐ‘SOLD OUT’、日本に来た時に有名文具店等で探すものの、どこにも売っていない(A4等のカット判やメモパッド等を探しているようです)と。確かに「トモエリバー」は「業務用」なので、一般の文具店等には、ほとんど置いていないのですね。

そこで弊社では、海外の「万年筆愛好家」の方々のニーズにお応えし、日本の方々にも使って頂ける様に、巴川製紙所殿のご協力も頂きながら、「紙製品としての販売を計画中」です。できるだけ早く販売開始ができるように準備を進めていますので、ご希望の方々はもう暫くお待ち下さい。

 

 

 

 

 

 

 

写真 http://unroyalwarrant.com より

 

 

引き続き経過をレポートしますね。