「アセスト」の開発事例が、「紙パルプ技術タイムス」に掲載されました。

暑さも本格化していますが、こんな汗ばむ季節に書類を書く時に使って頂きたい、弊社の手汗吸収シート「アセスト」。一般販売はまだですが、引き続き製品化を目指し煮詰めているところです(こればっかり「汗!」)。

この度、テックタイムス社様から発行されている、「紙パルプ技術タイムス」の「紙・不織布・フイルム 加工ガイド2015 市場と技術」8月発行版に、「アセスト」の開発事例を記事にして頂きました。「紙パルプ技術タイムス」と言えば、大手製紙・加工紙メーカーの技術部門では、必ずと言って良いほど購読されている技術雑誌ですね。その様な権威ある雑誌に、18社にも亘る大手製紙・加工紙メーカーの開発事例記事に混じって、「アセスト」の記事を掲載して頂く栄誉に与りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「大学生の声から生まれた手汗吸収シート“アセスト” -就活の新作法- 」と題して、掲載されています。熊本大学生協様でのディスプレイ例の画像なども掲載して頂いています(手の形の模型が楽しいんですよね)。

 

記事では、㈱巴川製紙所で販売している「鮮魚のドリップ吸収用シート」を基にして、大学生協連様とタイアップして大学生のニーズを下に開発を始めて、「就職活動期の文具」という位置付けで販売を開始するまでを、レポートしています。シートの構造にも触れながら、裏面(紙面に接する側)のラミを外した「吸い取り紙」バージョンの展望も記載しています。

一般の方はなかなか読む機会には恵まれない雑誌だとは思いますが、チャンスがあったら是非ご覧になってみて下さい。

これまでに無かった使い方の商品「アセスト」、ほかにも新しい使い方についてのご意見があったら是非お聞かせください。

 

「ISOT 2014」へのご来場、有難うございました!

7月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトに出展し、多くの皆様にお立ち寄り頂き、誠に有難うございました。心より御礼を申し上げます。台風の接近で、一時はどうなる事か?と思いましたが、大過なく無事終了致しました。遠方からいらっしゃった方も一安心でしたね。

 

 

 

 

 

 

さて、ご来場頂いた皆様に、最も興味を引いたのが「トモエリバー」でした。 会場では、上質紙と「トモエリバー」を並べて、万年筆で書き比べて頂いたのですが、ほとんどの方がすぐに違いを感じて、「さらさら書ける」「スムーズですね」と実感して頂きました。また「にじまない」ところも一目瞭然。「トモエリバー」の実力をお分かり頂いた事と思います。今年は海外からのお客様も何社か来場頂いて、すぐにご購入希望という方もいらっしゃいました!

また、初めてお披露目した「Tomoe River」ロゴマーク!如何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

これからの製品化にあたっては、このトレードマークが表紙を飾る事になります。巴川製紙の純正品としての証です。いまネジを巻いて大至急商品企画中ですので、もう暫くのご辛抱を。

それから、大学生協殿の製品「手汗吸収シート・アセスト」も好評でした。今回は「アセスト」の裏面に貼ってある「ポリラミ」を取ったものを参考出展しました。これまでの「ラミ付き」製品だと、、水性ペン等で書くと字が滲んでしまう可能性があったので、「吸い取り紙タイプ」を作ってみたのです。万年筆で書く時でも効果抜群。こちらもまたご好評を頂いたので、もしかすると商品化できるかもしれません。

「東北コットン紙」や「エコクリスタル」も変わらぬご評価を頂き、そうそう、「すべらないメモ」も商品化したら・・との声まで頂きました。

これからまた忙しくなりそうです・・・・・・・(嬉)。

『すべらない・おちないメモ』を東北コットン紙で作ってみました

東北コットン紙(和紙風)を使用。右上に東北コットンプロジェクトのマークを印刷!可愛らしい...かな(;^ω^) そして、なんと!底の面にはすべらない加工を施しています !(^^)!

電話中などに片手でメモをとりやすく、しかも和紙風の紙を使っているので独特の書き心地 (^^♪ サイズもB7で男の人なら胸ポケにピッタリサイズ...しかも落ちない加工なのでかがんでも落ちにくい \(^o^)/

さて・・・これをどうしましょう・・・販売用ではないので・・・

 そうだ❕ まずは7月9日から開催する国際『文具・紙製品展』ISOTで無料配布します。

そうそう・・・興味をお持ちいただけましたなら、これでメモ帳作りませんか。ノベルティーなどに最適です。お問い合わせをお待ちしております。

 

国際文具・紙製品展「ISOT」2014 に出展します

来る7月9日(水)~11日(金)、東京ビッグサイトで開催される、第25回国際文具・紙製品展「ISOT」に出展致します。皆様ぜひ弊社「栄紙業 トチマン」ブースまでお越し下さい。

栄紙業の「e-ガイドブック」

https://www.r-expo.jp/july2014/exhiSearch/ISOT/jp/search_result.php?type=keyword&value=%E6%A0%84%E7%B4%99%E6%A5%AD&exhibition=ISOT

今年は、昨年展示してもうお馴染みになりました、パウチ不要の「エコクリスタル」や、4年目を迎える「東北コットンプロジェクト」から品揃えも増えてきた「東北コットン紙シリーズ」に加え、昨年末に大学生協殿とのタイアップにより生まれた手汗吸収シートアセスト」もご紹介します。「アセスト」は、これまでになかった使い方の文具なので、私達も戸惑いがあるのですが、いろいろなウェブサイトでも取り上げて頂き、少々注目を頂いている商品です。間に合えば、「アセスト 吸取り紙ver.」の試作品もお見せできるかも知れません。楽しみにして下さい。

さらに、国内の手帳ファンなら良くご存じの「トモエリバー」。前のブログでも書きましたが、万年筆との相性が良く、一般の方々向けに製品化を目指して奮闘中です。製品の完成は間に合わないかも知れませんが、ブースでは、万年筆の筆記性を試して頂けるように準備を進めています。「さらっ」とした書き心地をお試し下さい。

他にも、「レーザープリンタ用クロス」など、変わった商品も参考展示したいと考えていますので、ご興味のある方は是非お立ち寄り下さい。

昨年好評を頂いた「東北コットン紙」で作ったメモですが、今年は「すべらないver.」で準備しています。

会場地図

 

 

Tomoe River、 トモエリバー、巴川 と万年筆

今回は、「トモエリバー」をご紹介したいと思います。

 

 

写真 http://fpgeeks.com より

 

「トモエリバー」というのは、㈱巴川製紙所が生産している「超軽量印刷用紙」の商標名です。薄く、軽く、でも裏抜けが少ない印刷用紙で、カタログやマニュアル、ダイレクトメールや約款などに使われています。巴川(静岡市を流れる川の名前)=英訳:トモエ・リバーです。

巴川製紙のHP http://www.tomoegawa.co.jp/product_tech/paper/light_weight.html

「トモエリバー」には「手帳用」というグレードがあり、いろいろな筆記具で「描いても大丈夫」な様に作ってあります。特に水性ペンや万年筆で書いても「滲まない」のです。日本では、糸井重里さんプロデュースの「ほぼ日手帳」やレイメイ藤井さんの「Davinci手帳」、コクヨさんの「ジブン手帳」、タワーレコードさんの「タワレコ手帳」をはじめ、多くの手帳に使われて、好評を頂いています。

ところが最近、海外の個人の方から「Tomoe River」を買いたい、という問合せが増えているんですね。調べてみると「万年筆の筆記性が素晴らしく良い紙」として、海外の「万年筆愛好家」の方々から絶賛されており、あるサイトでは、2013年の「 Paper of the Year」と「Product of the Year」を同時受賞しています!

http://penpaperinkletter.com/pen-paper-ink-letter-product-year-2013-winners/

万年筆で書いても「滲まない、かすれない、薄いのに裏抜けしない」所が高評価の理由のようですが、「万年筆との相性が良い」とは日本ではあまり聞いた事がない、驚きの高評価です。

 

 

写真とコメント   http://paperforfountainpens.com より

 

 

This paper inspires us to write more than we used to!

There is no bleed-through even from very wet nibs, even though it is quite light and thin (52 gsm).

しかし、難点があり「手に入らない」という事なのです。海外では見つけてもすぐ‘SOLD OUT’、日本に来た時に有名文具店等で探すものの、どこにも売っていない(A4等のカット判やメモパッド等を探しているようです)と。確かに「トモエリバー」は「業務用」なので、一般の文具店等には、ほとんど置いていないのですね。

そこで弊社では、海外の「万年筆愛好家」の方々のニーズにお応えし、日本の方々にも使って頂ける様に、巴川製紙所殿のご協力も頂きながら、「紙製品としての販売を計画中」です。できるだけ早く販売開始ができるように準備を進めていますので、ご希望の方々はもう暫くお待ち下さい。

 

 

 

 

 

 

 

写真 http://unroyalwarrant.com より

 

 

引き続き経過をレポートしますね。